8億年の眠りから醒めた妖精、ネムリン。お供のビビアン、モンローとともに大岩家にお世話になることになる。友達の大岩マコ、ヘンなお兄さん大岩玉三郎、玉三郎のヘンなトモダチ、ネモト、寝不足怪人イビキなどと毎回起こす奇妙な大騒動!
東映不思議コメディーシリーズ第4弾。前作までの着ぐるみではなく、小さなマペットを使用して製作された。主人公のマペットに触発されたのか、無生物を生物のように扱うという浦沢義雄の脚本の特質が一つの頂点を極めた感のある作品である。「肉マン、アイス大戦争」「家出したバス停」など、浦沢脚本について語る時にはさけて通れないエピソードが集中している。
また、玉三郎が“堀越学園”に入り、スターになるのが夢というのをシリーズを通して展開していたのが印象深い(ほりーこーしへ入ろぉぉぉーという独特の歌も何度となく歌っていた)。大岩マコを演じた内田さゆり...
AV監督の加山は、妻の千恵や数人の仲間たちと新宿の片隅で小さなAV製作会社を営んでいた。もともとピンク映画界で育ち、数本の映画を撮ったもののピンク映画衰退という時代の流れや、家族を養っていくためにAVに転向した加山は、そんなAV界に多少の疑問を感じつつも、その楽しさに熱中しながら生活を支えていた。そんなとき、偶然学生時代の未完成8ミリフィルムを見つけた加山は、自主映画を撮ってみようかなという思いが沸いてくる。だが、現実的にAV監督の日常が待っている加山はなかなか割り切れない。「あのころの自分に戻ってみたい」と思うようになってきた加山は、ふと学生時代に憧れた女依子のことを思い出し、彼女の家の裏のアパートを借りて既に主婦となっている依子のライフスタイルを陰で見つめる。そんな時、加山の周りでは親会社とのあれつきや、仲間たちとの衝突、学生時代の友人がガンに...
熊谷コンツェルンの会長熊谷紫(中村玉緒)と部下のOL花巻奈々子(さとう珠緒)は、知り合いの不動産屋に頼まれ、ある家をクリーニングすることになる。ところがその家は、2か月前に起きた主婦殺しの現場だった。殺された主婦甲斐君恵(星遥子)には多額の保険金がかけられていた。受取人は夫の真彦(宮下直紀)。夫婦の間でトラブルが絶えなかったとの証言もあり、警察は真彦を容疑者とみて取り調べていた。事件の跡が生々しい部屋を掃除し始めた紫は、そこにある家族写真の顔を見て驚く。真彦は学生時代に紫の家に書生として住み込んでいたことがあったのだ。びくびくしながら掃除を続ける紫と奈々子は、誰もいないはずの部屋で弁護士の鈴木省吾(伊藤正之)と鉢合わせしてビックリ。これは冤罪事件で真彦は犯人ではない、その証拠をつかんだと鈴木は言う。直後、鈴木は家の裏庭で刺殺されてしまう。
2012年冬季 NHK 日剧SP
山崎純一(高橋克典)は、東京の病院に入院するよう義母のひさ子(渡辺美佐子)を説得するために、長男隆太(庄野崎謙)とともに岐阜県白川村に向かう。ひさ子はガンで余命三ヶ月と宣告され、住み慣れた白川郷の自宅で死にたいと、ひとりで村に戻っていた。純一はひさ子を説得できず、そのまま村に残る事に。純一の妻恵美(西田尚美)は、次男翔太(鈴木侑輝)の大学受験と自ら経営する雑貨店の仕事を言い訳にして、村に帰ろうとしなかった。
村の特別養護老人ホームの「かえで山荘」では施設長の西(国広富之)が、医師ゆずき(山口紗弥加)とともに本人や家族に希望する形での看取りをすすめていた。
隣家の太朗(佐藤正宏)から「家で死にたいと願う事は当たり前だ」と言われるが、一人暮らしでの在宅死など難しいと純一は思い悩む。
そして、次第に体力が衰えて行く...
2010年夏季 TBS 日剧SP
今まで、北海道夕張、徳島県上勝町(かみかつちょう)で、亡き夫の意思を受け継ぎ、地域医療に単身貢献してきた"おふくろ先生"が、今回は小豆島に赴任。
映画「二十四の瞳(にじゅうしのひとみ)」の舞台となったこの島が、今かかえる医療の問題だけでなく、老老介護、農家の嫁探し問題(農業の後継者問題も絡む)にも迫る。
平泉成といしだあゆみが演じる島田夫婦が、家族で営むオリーブ農園で、全てを影ながら支えていた妻美弥子(みやこ)に「若年性アルツハイマー型認知症」という病が襲う。
さらに、婚カツ農業体験で東京から小豆島にやって来た女性立川唯(たちかわゆい北川弘美)とおふくろ先生の一人息子和博(かずひろ佐野泰臣)との恋物語を描く。
地域医療に貢献する医師と、カメラマンを目指す、息子の将来を心配する母親、大田原花世(おおたわら...
夏の佐渡島を舞台に、ソフトテニスを通じて2人の少女と周囲の人々に起こる変化を描いたハートフルドラマ。東京から日本海に浮かぶ島へと転校してきた中学3年生の亜季と、島で生まれ育った珠子。前の中学校で所属していたソフトテニス部で心に傷を負った亜季は、離れて暮らしていた父雅也のもとにやってきたのだが、そんな事情を知らない珠子は、亜季にソフトテニスを教えてほしいとねだる。その熱意に押されて再びラケットを握る決意をした亜季だったが、村にはテニスコートがない。2人は廃校の校庭にコートを作ろうと奔走する。主演は「おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!」のメンバーとしても活躍し、女優として「だいじょうぶ3組」などに出演してきた平祐奈と、「Seventeen」専属モデルで「悪夢ちゃん」などに出演してきた大友花恋。