神田の孔雀茶屋の看板娘のお照は実は大御所徳川家斉の隠し子の照姫である。毎回、お照が盗賊や女剣士や目明かしや渡世人や姫などに変化するのもこの作品の見所。
『水もれ甲介』(みずもれこうすけ)は、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマである。石立鉄男ユニオン映画シリーズの5作目で、放送期間は1974年10月13日から1975年3月30日までの全25話。
下町の水道屋三ッ森工業所の主人保太郎は危篤状態に。最初は病院へ行くのも断った長男甲介だが、危篤と聞き駆けつけると、保太郎はこれまで話さずにきた家族の秘密を明かした上で一言を残し息絶える。結果、甲介は一度は勘当された身でありながら三ッ森工業所を切り盛りしていくことに。
主題歌
「水もれ甲介」 作詞:白井章生、作編曲:大野雄二、歌:シンガーズスリー
この主題歌はアルバム「コメディードラマソングブック」、「日曜夜のテレビは哀愁」、「ソフトロックドライヴィン 美しい誤解」に収録されたオリジナルのフルコーラス版の他、大野雄二のアルバム「Made in ...
浜町海岸(はまちょうがし)に稽古場を構える独り身の常磐津の師匠お京(小川真由美)、実は大江戸の夜の世界にこの人ありとしられた女義賊「女ねずみ小僧」である。昼は、粋でおきゃんな美貌の女師匠、夜は快刀乱麻の女白浪、「いろは湯」主人にして“男ねずみ"の浮右衛門(三國連太郎)ともに、江戸の浮世の世直し働き、それが、ご存知女ねずみ小僧!
聴覚障害に加え、知的障害や精神障害を併せ持つという重いハンデを背負った子供たちと、その両親や家族、それを支える人々のひたむきな姿を描いたヒューマンドラマアニメーション。重度の障害を持って生まれた我が子が直面するさまざまな問題を通じて、ろう学校に通う同じ障害を持った子供たちやその家族、先生たちと支え合いながら、家族が揃って成長していく様子をつづる。モデルとなったのは実在するろう重複障害者のための共同作業所で、本作でも多くの支援者を得ながら共同作業所“どんぐりの家"の設立のために主人公夫婦が尽力する姿が描かれている。『週刊ビッグコミック』に連載されて大反響を呼んだ同名漫画を、原作者の山本おさむ自身が脚本化、さらに自ら総監督もつとめた。監督は「暗黒神話」の安濃高志。声の出演に岡江久美子、原田大二郎、田辺誠一、秋本奈緒美ほか。映画の最後には、実際のろう重...
1980年に実際に起こった事件の被害者の手記をもとに、恩地監督が取材を重ねて映画化。西新宿でバスが放火され、乗客の美津子は全身火傷を負い大学病院に運ばれる。カメラマンである彼女の兄は、妹の被害も知らずシャッターを押していた…。
十津川警部(渡瀬恒彦)は亀井刑事(伊東四朗)の勧めもあり、仕事の疲れを癒すため京都へ。行きつけの旅館についた十津川警部は、悲しみを秘めたある一人の女性(濱田万葉)を見かける。女将の芳子(松原智恵子)の話では、東京からの客で失恋旅行なのではないかというが、十津川は気になって仕方がなかった。翌日、嵯峨野を訪れた彼は、ある念仏寺で幼い子供の石仏を思いつめたように見つめているその女性を見かける。そして彼女が寺のノートに書き残した文章をみると「私は彼を殺します。ゆみ」と書かれていた。十津川はすぐ追いかけるが、見失ってしまう。旅館に戻り、芳子からその女性の名を聞くが、彼女はゆみではなく、「高木亜木子」という名で宿泊していた。十津川警部は亀井刑事に連絡を取り、彼女を調べるよう依頼。その結果、高木亜木子(田中美奈子)という女性は存在したが、東京で働く弁護士であり、今...
戦国時代の末期。甲賀流忍術の名人戸沢白雲斎のもとで永年の忍術修業を終え、免許皆伝を与えられた猿飛佐助はすでに36歳になっていた。その後は、真田幸村の諜報員の一人として、名も犬飼左門と変えて徳川方のいろは城の御納戸役になりすまし、昼はまったくの腰抜け侍、夜になると忍術を縦横無尽に駆使して天井裏をはい回り情報収集活動をしていた。いろは城には楓という美人の奥女中がおり、佐助はすっかり惚れてしまった。ところが、この楓こそがいろは城の忍者の頭領千田六右衛門のナンバーワンのくノ一だったのだ。折しも佐助は手に入れた密書を手土産に九度山の幸村の許へ戻った。ところが、この密書は、徳川方に組せんとする諸大名の盟約を誓った血判状であり、これが盗まれたと発覚すればすぐにでも合戦が始まるかも知れないと、幸村は密書を元の場所に戻すように佐肋に命じた。その頃、六右衛門と楓は...