テニス漫画の金字塔を原作としたOVAシリーズの最終作。
俊英岡ひろみの良き先輩である藤堂貴之が、アメリカでプロ入りを果たすことになった。かねてより想いを寄せていたひろみにその胸の内を告げ、渡米する藤堂。しかしプロの世界は想像以上にレベルが高く、早々の挫折を余儀なくされてしまう。そんな彼を心配しひろみもまた日本を発つが、一方でもうひとり、お蝶婦人の異名をとる天才プレイヤー竜崎麗香も自分の限界を知り苦しんでいた。
ひろみの心情をメインに描いていたこれまでのシリーズとはやや趣を変え、周囲の人物の内面にもスポットを当てた内容となっている。アニメオリジナルな展開も多く、15年以上も本作に携わってきた出崎統監督のカラーがより濃い一作だ。
竜に変身することのできる竜堂家の四兄弟が、人界や天界の悪と戦うSFファンタジー。原作は『銀河英雄伝説』などで知られる人気作家田中芳樹の代表作のひとつで、現在までに13巻が刊行されている小説シリーズ。原作第1~4巻のストーリーを、OVA全12話で描いている。監督は出崎統、鹿島典夫、鳥海永行、御厨恭輔で、各々が3話ずつ担当。後にCLAMPや恵広史によるコミック版や、ドラマCDなども発売された。
竜堂家の始続終余は、竜王の子孫にあたる四人兄弟。ある時、四男の余が謎の男たちに襲撃された。そんな折、共和学院の理事である長男の始は、理事長である義叔父から辞表を提出するよう求められる。2つの出来事の裏には、四人兄弟を狙う日本政財界の黒幕“鎌倉の御前”の陰謀があった。
1992年には、ほぼ同一スタッフの下で、一等航海士となったジムを語り部として、最終回から更にその後のシルバーの行方を描いたオリジナルの続編“宝島メモリアル「夕凪と呼ばれた男」”が、数分の短編ながらOVAにて制作されている。
ハムスターが棲んでいる夢の国ハムハムランド。そこにある不思議なヒマワリのタネは、それを食べたハムスターに人間と話ができる能力を与えるとか。偶然にもハムハムランドの入口を見つけたハム太郎は、タネを求めて冒険の旅に出る。
小学生の間で人気を博しているコミックを元にした、TVアニメの劇場版。人間の気持ちがわかるハムスター、ハム太郎の冒険が描かれる。それぞれに個性的なハムスター仲間の活躍も見もの。
エグゼクティブプロデューサー:藤岡豊、Fred Silverman
プロデューサー:Geroge Singer、池内辰夫
チーフディレクター:出崎統
演出:大賀俊二
キャラクターデザイン:杉野昭夫、近藤勝也、Ron Maidenberg
メカニックデザイン:板橋克己、泉口薫
絵コンテ:David Russell、Don Manuel、Larry Houston、Mitch Schauer、Tom Yakutis、Rick Hoberg、出崎統、鹿島典夫、古川順康、広川和之
脚本:Buzz Dixon、David Wise、Donald Glut、Douglas Booth、Kimme Ringwald、Marc Scott Zicree
美術監督:小林七郎
撮影監督:高橋宏固
音楽:大野雄二(選曲:鈴木清司)
主題歌作曲:Tom Chase、Stev...
テレビシリーズを再編集して1980年3月15日に東宝系にて公開。
プロデューサー:片山哲生
脚本:山崎晴哉
脚本協力:伊東恒久、杉江慧子
監督:出崎統
助監督:竹内啓雄
画面設定:大橋学
作画監督:杉野昭夫
美術:小林七郎
撮影:高橋宏固
録音:山田悦司
音楽:渡辺岳夫
制作協力:マッドハウス
製作:東京ムービー新社