明治時代、“元祖キラキラネーム”とでもいうべき名前を、我が子につけた父親がいた。文豪森鷗外。鷗外が、溺愛(できあい)する長女茉莉出産のとき、提案した名前は、凡人の理解を越えた風変わりな“ナマエ”だった!巻き起こる騒動。果たして、命名騒ぎの結末は?最近、発見され鷗外の7通のプライベート書簡を基(もと)に、人間味あふれる文豪の1週間をドキュメンタリードラマで描く。
2019年10月28日、監督片渕須直は東京国際映画祭のレッドカーペットを、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の主演女優のんと歩いている。2016年11月に始まった映画『この世界の片隅に』の公開からの約3年。そこには、日本全国で行われた数多くの舞台挨拶、海外の映画祭への参加、そして『さらにいくつもの片隅に』完成に向けて、徹底的なリサーチと圧倒的なこだわりを持ってアニメーション制作に臨む監督の姿があった。(C)「片隅たちと生きる」製作委員会