『週刊ポスト』で連載された園山俊二の同名コミックを原作とするサラリーマンアニメ。日曜の夜10時台に放送という、明確に大人をターゲットとした作品であり、内容も相応に高年齢層を意識している。祖先に華族を持つ男綾路地麻朱麿呂(あやのろじましゅまろ)……名前こそ大層だがその実像は一介のサラリーマン係長。会社で平々凡々とした日々を過ごすが、いつかは出世したい、そんな願いを心に秘めて花の係長は仕事に向き合うのだった。本作はザスパイダースの一員だったミュージシャンかまやつひろしが本作の歌曲を手がけている点も特筆。製作はトムスエンタテインメント(当時は東京ムービー)が担当し、1981年には同様のスタッフやキャストによる劇場用アニメ『まんが 花の係長』も登場した。
タツノコプロが東急エージェンシーと連携して製作した、オリジナルのメルヘンTVアニメ。
森の中には、陽気な小人ファニット族が住んでいた。温厚で働き者の彼らだが、中でも男子のリルビット、女子のベルフィーは子供たちの人気者だ。孤児のベルフィーは、保護者の医師ドックリンと共同生活。ベルフィーの方が、お酒好きの先生のお母さん的な立場になることもある。リルビットは両親と妹との4人家族。だが父のロックが仲間にまじって働かず、一心にトンネルを掘り続けることが気がかりだった。とはいえベルフィーとリルビットも、普段は森の小さな探検隊。村長の息子ナポレオンたちを仲間に、今日も冒険を始めるのだった。監督は、スタジオぴえろ作品でも活躍の林政行。本作の美術はロウを溶かして塗るなど、特殊効果も試みた。そのおかげで独特の雰囲気があるものになっている。
イヤミが竹の中から見つけたトトコ姫と、六つ子たちが川を流れてくる大きな桃から見つけたチビ太の桃太郎。2人はそれぞれ成長し、お城の舞踏会で一目惚れ。その時、鬼ヶ島の鬼たちが会場に乱入し、トトコ姫をさらっていってしまった! チビ太の桃太郎は、ニャロメの弁慶、ハタ坊の一寸法師、デカパンのこぶ取り爺さんを連れて鬼ヶ島に向かう!
1988年の大晦日に放送された1時間スペシャル。「おそ松くん」のキャラクターたちが大活躍する、有名な童話やおとぎ話のエッセンスがふんだんに取り入れられたパロディー作品。
「週刊少年ジャンプ」で連載された大人気漫画『キン肉マン』のアニメ化作品、その初劇場版が本作である。1984年夏の東映まんがまつりにて上映。 悪魔超人との激闘に勝利をおさめたキン肉マンは、キン肉マンランド建設のため、寄付金を募っていた。そんな中現れたメトロ星の宇宙地下プロレス連盟により、チャンピオンベルトと恋人であるマリをさらわれてしまう。 チャンピオンベルトとマリを奪還すべく、仲間とともに、メトロ星へと向かうキン肉マン。果たしてキン肉マンは宇宙地下プロレス連盟に打ち勝ち、チャンピオンベルトとマリをその手に取り戻すことができるのだろうか!
舞台は西暦2087年。月に誕生した軍事政権による統一国家ギガノス帝国が地球連合に対して一方的に独立を宣言し、宣戦を布告。戦火はスペースコロニーと地球本土に拡大し、月面のマスドライバーやメタルアーマー (MA) などの兵器によって、地上の7割はギガノスに占拠されていた。
そんな中、スペースコロニー「アルカード」の住人である主人公ケーンワカバ、タップオセアノ、ライトニューマンの3人は、ひょんなことから新開発メタルアーマーD兵器(ドラグナー)のパイロットとして登録されてしまい、追撃部隊を撃破する。こうして、彼らはギガノス帝国の追撃艦隊と戦いながら地球連合軍本部を目指すことになる。