1980年代初頭の横須賀。かつてベトナム戦争景気で潤った軍人町は、その後遺症で疲れ切り、活気がなくなり、荒廃していた。
そんな町で、米兵相手の男娼をしたり、ヤクの売人をしたりして、その日暮らしで生きているフミオがいた。ある日フミオは、つまらないミスから組のチンピラたちにリンチを受ける。血だらけで動けなくなったフミオは、その後偶然通りかかった黒人に助けられた。その黒人の名はアル。退役軍人だが、アメリカに帰らず、プロのジャズピアニストを目指してそのまま横須賀に住んでいた。
初めて人から親切を受けたフミオは、アルに恋してしまうが、アルはノンケなので、フミオの求愛は拒否するが、住むところのないフミオを案じて、親友として同居を始める。そんなアルの誠意に応えるためにフミオは真面目に働こうと決心するが、アルの夢のためピアノをプレゼントしようと、最後にもう一度だけと...
男は愚かでロマンチスト、女はしたたかで逞しく。大学生のカップル、ユミとマコト。22歳、バンド活動中に出会った2人だが、マコトはミュージシャンになるという夢をかなえるために上京、遠距離恋愛となる。売れないままのマコトはユミの父に結婚を反対され、連絡も途切れていく。11年後の月の出る33歳。東京で自暴自棄に生きるマコトのもとに、ユミがあらわれる。年齢がぞろ目になる11年後のハーベストムーンにまた会おうと[3]。合言葉はモモヤ/パンション。愛してる、永久に。いっしょにはなれない永遠の恋人の44年間の物語。
パチンコ業界には二度と戻るまいと固く心に誓い、新たな土地で新たな人生を歩み始めていた狩野誠治の元に、以前勤めていたセントラル電工の椎名奈緒美が新機種のプログラム開発に協力してほしいと突然訪ねてきた。そして自分を裏切り全てを奪い去った男、神崎の死を告げられる。親友の裏切りのよって全てを失った男が巻き込まれた策略と悲劇のサスペンス映画。
『ミナミの帝王』の黄金コンビが贈る、究極の世直しストーリー
肝臓がんの大手術の末、命を落とした男がいた。残された娘の内藤絵里は手術時の病院側の不穏な動きから、医療ミスの疑惑を抱き告訴に踏み切る。しかし5年越しの裁判は、証拠不十分で絵里側の敗訴で決着…。悲しみにくれる彼女に近づく一人の男。その男麻田は、表向きは銭湯を営み前科者の面倒を見る保護監察司だが、裏の顔は巨悪を暴くスペシャリスト集団の元締めだった。
生まれつき不思議な力を持っていたミサト。彼女は5歳の頃、ある人物と出会う。この出会いが、のちに恐るべき惨劇を引き起こすことになろうとは、この時のミサトに分かるはずもなかった――。女子高生となったミサトは幼なじみのカオリを助けるために必死になっていた。カオリはある“ヤバイ”ことに手を染めていて、ミサトはそんな彼女を助けようと体を張って行動していた。しかしそんなミサトの前に、ついにあの殺戮モンスター、タケゾウが姿を現わす。いよいよ追い詰められていくミサトだったが…。
AV監督の加山は、妻の千恵や数人の仲間たちと新宿の片隅で小さなAV製作会社を営んでいた。もともとピンク映画界で育ち、数本の映画を撮ったもののピンク映画衰退という時代の流れや、家族を養っていくためにAVに転向した加山は、そんなAV界に多少の疑問を感じつつも、その楽しさに熱中しながら生活を支えていた。そんなとき、偶然学生時代の未完成8ミリフィルムを見つけた加山は、自主映画を撮ってみようかなという思いが沸いてくる。だが、現実的にAV監督の日常が待っている加山はなかなか割り切れない。「あのころの自分に戻ってみたい」と思うようになってきた加山は、ふと学生時代に憧れた女依子のことを思い出し、彼女の家の裏のアパートを借りて既に主婦となっている依子のライフスタイルを陰で見つめる。そんな時、加山の周りでは親会社とのあれつきや、仲間たちとの衝突、学生時代の友人がガンに...
日本製作のオリジナルビデオ。80年代にヒットしたラブコメ漫画、『かぼちゃワイン』の続編を実写化。監督は、石川均。エル(熊田曜子)と春助は、学生時代の関係のまま、大きな発展もなく大人になった。そんなエルを心配して、友達のマキとミキは同級生でルックスもよく、お金持ちの小宮山をエルに紹介するも、エルはまったくその気がない。春助のほうは、学生時代からいつもエルに助けられている事にやるせなさを感じ、エルにふさわしい男になるために、ナイショで探偵事務所の見習いとして働き始める。
日本映画监督协会成立70周年纪念作品
映画『映画監督って何だ!』は、日本映画監督協会が創立70周年記念事業の一環として製作したものです。協会員が一丸となって製作したこの記念映画には、監督90名が俳優として出演し、さらにスタッフとして60名の監督が参加しています。まさに「監督の監督による」映画作りだったといえます。もちろん、協会員150名以外にも、小泉今日子、佐野史郎、石川真希、原田芳雄などの俳優陣や、撮影、美術、録音などの本業スタッフの援軍も得ています。
「映画監督」の仕事の本質は何かを改めて問うところからはじめ、<時代劇>あり、<再現劇>あり、さらには<ドキュメント>、<インタビュー>で構成されるこの映画の一貫するテーマは、<「映画の著作権」獲得>への宣言です。そうです。この記念映画は、1971年施行の現行著作権法により奪われた映画監督の著作権につ...
昭和の日本で風俗は変わった!!そこでは女も自立し解放された性への欲望をむき出しにして、男を貪るために誘惑し始めた。
人気作家草凪優による同名小説を、『チェリーボーイズ』などの西海謙一郎監督が映画化したエロティックラブストーリー。死に場所を求める男が、あるソープ嬢に救われ、次第に生きがいを見出していく様子を艶かしく描く。『ケンとカズ』のカトウシンスケが主演を務め、グラビア界の新星藤崎里菜や『風に濡れた女』の間宮夕貴らが脇を固める。事業に失敗して妻にも捨てられ、死に場所を求めて場末の町に迷い込んだ男矢代光敏。彼はそこで出会ったソープ嬢のヒナに拾われる。純真で無防備な彼女の明るさとその肉体に溺れるうち、矢代はいつしか生きる希望を見出し、現状から抜け出そうと決意するが……
惜しくも引退したお色気女優桂木レイカ主演によるエロスドラマ。中年サラリーマンの宗一は会社帰りに訪れたバーで、完璧なM女を育てる調教師青木という男に出会う。青木は宗一に、自分が育て上げたM女美弥子を譲ると持ち掛けてきて…