霧神神社の呪いか? 十八年前、神隠しにあった美青年が実の兄を次々襲う!
岡山県霧神村で起こった連続殺人事件に金田一耕助が挑む。犯人は十八年前神隠しにあい、行方不明になっていた真珠郎という美青年。わずか三歳で姿を消した真珠郎が、実の兄たちを次々と殺害する。
村には霧神神社の呪い伝説が伝わっており、村人は事件は呪いのせいだと恐れている。神出鬼没の真珠郎が犯行を重ね、捜査は難航する。
神隠しにあった少年が十八年の時を経て、なぜ殺人鬼として蘇ったのか? 霧神村で過去に恐ろしい惨殺事件があったことを知った金田一は、連続殺人事件との関連を推理する…
岡山県の山村を舞台にして、呪い伝説がミステリアスなムードを醸しだす舞台設定。本家と分家の血塗られた過去。横溝正史ワールドの王道を行く物語が登場!
岡山県霧神村の大富豪、鵜藤家の三男幸三(まるの保)が殺された。目撃...
夏美は盛岡の老舗旅館、加賀美屋の若女将として奮闘中。ある日、シンポジウムでリゾート会社代表の高木寿之と出会う。高木は自然の力を活かし、経営難の旅館を建て直すリゾート再生の第一人者だった。高木から、加賀美屋も改革をしないかと提案があり、柾樹と伸一は高木が手がける青森の旅館を視察。環境に優しい施設作りに加え、おもてなしのマニュアルで仲居教育をする方式に感銘を受け、導入に賛成する。しかし女将の環や夏美は、それが本当のおもてなしにつながるのか疑問を持っていた。「目に見えるおもてなし」を求める高木を探るため、高木の故郷、遠野に向かう夏美。その頃、高木が手がけていた青森の旅館が…。