元旦の奉行所 留守居役を買って出た中村主水は、きままな正月を送ろうとするが、痺れ薬が仕込まれた差し入れの酒と料理で昏倒し、かどわかされる。目を覚ました主水は謎の男 市三より1,000両の報酬で、御三家の筆頭家老と堂島のコメ問屋 室田屋利兵衛の暗殺を依頼される。断ろうとする主水であったが断れば、裏の仕事をバラすと脅され、引き受けざるをえなくなる。
四代将軍家綱の治世、かつては徳川家に仕えた伊賀の忍者衆であったが、二代目服部半蔵の代に服部家は改易取り潰しとなり、甲賀衆が幕府の隠密として活躍をしていた。伊賀忍者たちは在野に散り、服部家再興を願いながら己の身分を隠し生き永らえていた。
伊賀忍者衆の頭領三代目服部半蔵は湯屋の主人として市井に紛れながら、江戸に散らばる伊賀者を組織した“影の軍団”と共に、伊賀衆を根絶やしにせんとする甲賀衆を迎え撃ち、時に幕府の権力争いや陰謀に巻き込まれながら決して歴史の表には出ない、闇の戦いを繰り広げてゆく。
[ 1980年(昭和55年)4月1日~9月30日放送 ]
DISC 1
第1話 虎は嵐に爪をとぐ
第2話 闇に潜む牝豹
第3話 悪魔が呼んだ奥州路
第4話 京の春お歯黒の罠
DISC 2
第5話 柔肌は渦に沈んだ
第6話 夜霧の港に消えた女
第7話...
『新必殺仕置人』(しん ひっさつしおきにん)は1977年1月21日から11月4日まで、NET → テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全41話。必殺シリーズの第10作、中村主水シリーズの第5作である。
あらすじ
江戸。暦の寅の日になると「寅の会」なる句会が開かれる。これは表向きは句会を装いながら、金で殺しを請け負う殺し屋(仕置人)たちの寄り合いであった。句会では標的となる人物の名前が織り込まれた俳句が詠まれ、ここに集った仕置人たちが殺しの依頼を競り落としていく。念仏の鉄は巳代松(中村嘉葎雄)、正八(火野正平)、おてい(中尾ミエ)に自分を加えた4人でチームを組み、「寅の会」で競り落とした仕置きを行っていた。
そんなある日、句会でかつての仲間、中村主水の...
『必殺シリーズ10周年記念スペシャル 仕事人大集合』(ひっさつシリーズ10しゅうねんきねんスペシャル しごとにんだいしゅうごう)は、1982年10月1日の金曜日21:05 - 23:18に、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)が共同製作テレビ朝日系列で放送された時代劇。主演は藤田まこと。必殺シリーズ開始10周年を記念しての長時間スペシャル第2弾である。
スタッフ
制作 - 山内久司(朝日放送)
プロデューサー - 仲川利久(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)
脚本 - 野上龍雄、高山由紀子
音楽 - 平尾昌晃
監督 - 工藤栄一
撮影 - 石原興
照明 - 中島利男
美術 - 倉橋利韶
編集 - 園井弘一
殺陣 - 楠本栄一
特技 - 宍戸大全
題字 - 糸見渓南
制作協力 - 京都映画撮影所(現松竹撮影所)
制作 - 朝日放送、松竹
主題...
『新必殺仕事人』(しんひっさつしごとにん)は1981年5月8日から1982年6月25日まで、テレビ朝日系で、毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全55話。必殺シリーズの第17作、必殺仕事人シリーズの第2作、中村主水シリーズの第8作である。
制作 - 山内久司(朝日放送)
プロデューサー - 仲川利久(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)
脚本 - 野上龍雄、保利吉紀、石森史郎、工藤栄一、長瀬未代子、林企太子、南谷ヒロミ、高山由紀子、吉田剛、望月俔東子、高橋稔、福岡恵子、田上雄、松原佳成、藤城洋子、篠崎好、仁多雪郎、正中恵、加田藤穂
音楽 - 平尾昌晃
監督 - 貞永方久、松野宏軌、田中徳三、前田陽一、井上梅次、工藤栄一、水川淳三、松本明、黒田義之、松尾昭典、山本邦彦、水...
放送期間 1979年5月18日 - 1981年1月30日必殺シリーズの第15作、必殺仕事人シリーズの第1作、中村主水シリーズの7作目である。
放送期間 1979年5月18日 - 1981年1月30日
概要
中村主水を主役に、従来の主水シリーズでは登場しなかった元締の鹿蔵役に歌舞伎界の大御所である中村鴈治郎、妻子持ちの剣豪畷左門役に伊吹吾郎、血気盛んな飾り職人の秀役に三田村邦彦をキャスティング。平尾昌晃が久々に劇伴音楽の担当に復帰した。
序盤はキャストの頻繁な入れ替わりが発生しており、鹿蔵役の中村鴈治郎が体調不良を理由に降板。おとわ役に山田五十鈴を迎え、掟に厳しい元締の下で動く仕事人たちの緊張感に満ちたドラマを描くも、第21話で降板している。
半吉役の山田隆夫も本作品の放映延長に伴い、第26話を最後に降板。第27話と第28話は仕事の請負から、半吉がそ...
必殺シリーズの第21作、必殺仕事人シリーズの第4作、中村主水シリーズの第10作である。
『必殺仕事人IV』(ひっさつしごとにんフォー)は、1983年10月21日から1984年8月24日まで、テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全43話。主演は藤田まこと。
本作は、前作『必殺仕事人III』に直結する世界観を持つ。主水シリーズで唯一、前作から殺し屋グループのレギュラー出演者が一人も変更されなかった作品である。
新しいキャラクターとして、毎回手を換え品を換え、一目惚れした順之助を追い掛け回す、広目屋[1]の玉助と、秀が旅先から連れ帰って来た孤児の少女 お民の二人が加入した。
梅津栄は名脇役として、歴代シリーズで悪役善人問わず演じてきた俳優で、前作『必殺仕事...
人気、実力共に歌舞伎界の若手ナンバーワン中村橋之助主演による待望の新時代劇。第75回(平成7年)オール読物新人賞を受賞した宇江佐真理の人気時代小説「髪結い伊三次捕物余話」の初テレビドラマ化です。
深川育ちの江戸っ子で粋でいなせな髪結いの伊三次。歳は若いが腕が良いからお得意さんも多い伊三次だが、実はもう一つの顔があった。それは、定廻り同心不破友之進(村上弘明)の密偵というものだった。
江戸深川を舞台に、刀はもとより十手すら持たない伊三次は、細工を施した商売道具の髷棒一本で事件に立ち向かっていく。信頼の固い絆で結ばれた北町奉行所の同心不破友之進との友情。伊三次と所帯を持つことを願っている辰巳芸者、お文との恋物語。そして江戸下町の人々の喜怒哀楽を織りまぜて物語は展開していきます。
当時の文物や風俗、生活習慣や言葉を可能な限り再現し、粋でいなせなカッコよさ...