『課長サンの厄年』(かちょうさんのやくどし)は、1993年7月4日から10月3日まで、TBS系列の『東芝日曜劇場』枠で放送されたかんべむさし原作のテレビドラマ。1994年4月には本作を基にした単発の2時間SPが放送された。1993年4月から、『東芝日曜劇場』は単発のテレビドラマの放送枠から連続テレビドラマの放送枠に転換されたが、第一作は視聴率的には伸び悩んだ。それに続く本作は、その後に数年続く、『東芝日曜劇場』での男性主役のサラリーマンものの放送作品の基礎となった。
ただし、原作は、主人公が「厄年の危機」への対処の方法を延々と自身でブレインストーミングして自己改造を図るという内容であり、テレビドラマ版とは、まったくストーリーが異なる。
世界外交の檜舞台に登場した「日露講和会議」に焦点を置き、それをめぐる壮大な人間ドラマ。「76年前の小村寿太郎を全権とする日露講和議会を軸に、日本国内に、会議の開催地アメリカポーツマス市に、ロシア、ヨーロッパに、壮大な人間ドラマを展開しながら、外交の意義、情報の重要さ、個人と国家の関係などを現代的テーマとしてとらえ、新たな視点での近代日本史を描いた。【NHK広報資料より引用】」当時のギャクシー賞月間賞選考会では本作を酷評している。「●ところで、NHKの『ポーツマスの旗』のひどさ。あれはどういうんだろ(笑)。はるばるアメリカまでロケして……。制作費の無駄づかいだね。●日露大戦の講和会議で苦労した小村寿太郎の伝記(吉村昭作)を下敷きにしたものだが、随分、原作に出ていない人物もあるみたいだ。●例えば、原田芳雄扮する明石大佐の長髪。仮にも軍人が、あんな髪型...
『寝たふりしてる男たち』(ねたふりしてるおとこたち)は、1995年1月12日から3月9日まで、日本テレビ系列で毎週木曜21:00 - 21:54(JST)に放送された読売テレビ製作のテレビドラマ。
大正9年。母親を亡くした一人の少年がいた。彼の名は天堂一也(渡辺裕之)。
母親の葬式で、近所の老人たちから、母親は朝倉男爵(高松英郎)にもてあそばれ、捨てられたと聞かされた一也は、朝倉景清と朝倉家に対して、激しい復讐心を抱く。
一方、男爵朝倉景清は、妻の貴久子(稲垣美穂子)と生まれたばかりの娘柳子(高木美保)を連れてフランスから帰国したばかりであった。
そして20年の時が過ぎた。昭和15年、朝倉男爵への復讐に燃える一也と、美しく、気高く成長した柳子が出会い、お互いに反発しながらも激しく惹かれ合っていく…。
太平洋戦争の前後、美しく誇り高く、まるで「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラのように生きた女の物語。男爵令嬢として生まれ、美しく誇り高く、気品を持ち機知に富んだ女性朝倉柳子。彼女は父の死、終戦、華族制度の崩壊といった、激動の昭和史の只中を...