猟奇殺人事件の謎に挑む名探偵の活躍を描く。探偵の金田一耕助(古谷一行)は、旅の途中、鳥取の砂丘で秋子(多岐川裕美)に出会う。その後、金田一は、警部の河合(谷啓)が女性の失踪事件の捜査をする岡山の村で秋子に再会する。失踪中の由紀子(白石まるみ)は村一番の才女で、由紀子をめぐり村の実力者北神(室田日出男)の息子の浩一郎(石橋保)と、村長の西神(田畑猛雄)の息子康雄(根津修平)が争っていた。浩一郎に軍配が上がった直後の事件で、やがて由紀子が死体で発見される。女の死体は首吊り状態で発見されたが、なぜか死体には髪の毛がなかった。原作は、死んだ女性の片眼が義眼だったという話だったがドラマ化に髪のない死体に改変されている。
キー局 TBS
放送曜日 火
放送期間 1996/01/02~1996/01/02
放送時間 21:30-23:24
放送回数 1 回
連...
昭和27年夏、京都見物に訪れた金田一は、学生時代の恋人虹子と偶然再会した。彼女は自分が営むバーに金田一を招き、顧客の貿易商春樹を紹介した。同じ頃、周山村という山村で“墓場荒らし”が続き、虹子の亡夫持田の頭蓋骨が盗まれた。同時に、同村に住む虹子の弟貞夫が失踪する。友人の等々力警部に貞夫捜しに担ぎ出された金田一は、周山村に出向き、貞夫の養母から、虹子の不幸な半生と、7年前の夫の急死で、当初虹子が疑われたが結局脳溢血と診断されたことを聞き出す。
放送日期:1992年7月27日
原作:横溝正史「悪魔の降誕祭」(角川文庫刊)
#影の軍団シリーズの第3作である。FNSにて1982年4月6日 - 9月28日の火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。
本作品から千葉真一扮する主人公が敵を倒す直前に「天魔伏滅」と発するようになるが、本作品プロデューサーの松平乘道は「シリーズを長丁場に持つものにしていくために、東映の伝統的な作劇方法を活かした」と説明している。本作品では志穂美悦子、真田広之が軍団員として出演した[17]。
時は明暦3年。世に言う明暦の大火で江戸城本丸は消失。世間は混乱の渦に巻き込まれた。紀州藩主徳川光貞はこの機に乗じて現将軍徳川家綱に取って代わろうと野望を巡らし始める。一方、その火事に巻き込まれて死んだとされる前将軍家光の正室、本理院孝子は実は生きていた。孝子は光貞の野望に気づきそれを打ち砕かんとしたが、光貞に気づかれて命の危険を感じたため、死を偽装して...
#影の軍団シリーズの第2作である。FNSにて1981年10月6日 - 1982年3月30日の火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。(第25話と最終回の第26話のみ、サブタイトルの上部に小さめの文字に最終回前編最終回後編と加筆タイトルが付く)
千葉演ずる頭領柘植新八は腰の大刀を背後に隠し、左右どちらからも抜ける「変異抜刀霞斬り」の達人と設定されており、この剣法は千葉自身のアイデアである。本作品の見どころの一つとして志穂美悦子が敵役として登場。このシリーズから影の軍団は昼間の忍び装束に迷彩柄を着用し、平賀源内が開発した武具を戦いに取り入れている。毎回倒した二十六人衆の刺客の手形を採取し、軍団側が所有している手形と照合するシーンがあった。作中で判明した二十六人衆の陣容は24人で、残りの2人は最後まで判明しなかった。
時は宝暦8年、公儀御庭...
四代将軍家綱の治世、かつては徳川家に仕えた伊賀の忍者衆であったが、二代目服部半蔵の代に服部家は改易取り潰しとなり、甲賀衆が幕府の隠密として活躍をしていた。伊賀忍者たちは在野に散り、服部家再興を願いながら己の身分を隠し生き永らえていた。
伊賀忍者衆の頭領三代目服部半蔵は湯屋の主人として市井に紛れながら、江戸に散らばる伊賀者を組織した“影の軍団”と共に、伊賀衆を根絶やしにせんとする甲賀衆を迎え撃ち、時に幕府の権力争いや陰謀に巻き込まれながら決して歴史の表には出ない、闇の戦いを繰り広げてゆく。
[ 1980年(昭和55年)4月1日~9月30日放送 ]
DISC 1
第1話 虎は嵐に爪をとぐ
第2話 闇に潜む牝豹
第3話 悪魔が呼んだ奥州路
第4話 京の春お歯黒の罠
DISC 2
第5話 柔肌は渦に沈んだ
第6話 夜霧の港に消えた女
第7話...
警視庁捜査一課の刑事たちが事件を解決する模様を描いた刑事ドラマ。江藤潤演じる新人刑事の星日出夫が、先輩刑事たちからの指導で成長していく姿も話の中に折り込んでいた。
人気、実力共に歌舞伎界の若手ナンバーワン中村橋之助主演による待望の新時代劇。第75回(平成7年)オール読物新人賞を受賞した宇江佐真理の人気時代小説「髪結い伊三次捕物余話」の初テレビドラマ化です。
深川育ちの江戸っ子で粋でいなせな髪結いの伊三次。歳は若いが腕が良いからお得意さんも多い伊三次だが、実はもう一つの顔があった。それは、定廻り同心不破友之進(村上弘明)の密偵というものだった。
江戸深川を舞台に、刀はもとより十手すら持たない伊三次は、細工を施した商売道具の髷棒一本で事件に立ち向かっていく。信頼の固い絆で結ばれた北町奉行所の同心不破友之進との友情。伊三次と所帯を持つことを願っている辰巳芸者、お文との恋物語。そして江戸下町の人々の喜怒哀楽を織りまぜて物語は展開していきます。
当時の文物や風俗、生活習慣や言葉を可能な限り再現し、粋でいなせなカッコよさ...
座頭市(勝新太郎)は、道中、三味線を抱えた鳥追い女おゆき(吉永小百合)と道連れになた。飲みぷりも見事に大酒をあおり、どうせ流しの門付女だもの、すれからしさと、わざと伝法にうそぶくおゆきだが、根はやさしい女だた。名前と同じで雪のように心のきれいなおゆきと話していると、重なる旅にすさんだ市の心も自然となごんだ。おゆきは、旅の三味線弾き投節の宇之(林与)の行方を搜していた。三年前、二人は結婚の約束までしたのだが、おゆきは病気の父を見捨てて旅に出るのがためらわれ、愛する宇之を裏切る結果となてしまた。別れてからいよいよ思慕は募た… o 宇之からもらた思い出の品だという撤を、さも愛おしそうに磨きながら、問わず語りに宇之の話をするおゆきの、遠い目つきと、小娘のように紅潮させたほおの色が、市にも目に見えるようだた。
実は、宇之は、江戸前の三味線の音色で娘心をとろけさ...