ギョロ松こと大松伝次郎は、ハィティーンの五人に襲われた少女を助けた後、あるスラム街に現われた。そして、SX貿易商会の付属診療所医師として採用された。社長のツヤコは、ホルモン鍋屋の主人で、売春には反対だが清潔なセックスハウスを設立しようと、SX貿易商会を起こしたのだ。ギョロ松はツヤコに案内されて、街の若者が精力発散のために殴りあったり、睡眠薬遊びをしたり、不健全なヤミ売春で稼ぐ街のボス大統領などの実態を知り、協力することにした。大統領は、婦人団体をかつぎ出してツヤコに対抗したが、ギョロ松が暴力追放が先決問題だと大衆を誘導したため、逆に大統領は群衆に袋だたきにあった。ギョロ松の即席看護婦フミコは小説家を志していたが、ギョロ松の暴力的ヒューマニズムに感動してしまった。そんな時、水害にあった村から芳江という娘がやってきた。芳江は軽い結核にかかっていた。一方、...
酔いどれ名医ギョロ松がふらりと姿を見せたのはある港町。そこでは般若の鉄五郎一家とヨザクラのトラマツ一家が港湾労務者のピンハネをして争い、円福寺の狸和尚は重要文化財の横流しをして警察署長や若い警官を手こずらせていた。さて、ギョロ松は美人のお吉の店で飲んでいた時、フグ中毒にかかったイダテンとキンタローソロを助けたことから町医者オイボレ先生の医院に住むことになる。ギョロ松の荒っぽい診察は、治療効果絶大、大評判になり、医院は歴史的大繁昌。お吉と医院の一人娘光子は、ギョロ松にすっかり惚れ込んでしまい、何かと張りあう。一方、ギョロ松は、二組のヤクザの親分の名声欲を利用して、医院のスポンサーにしてしまった。競争意識に燃えた鉄五郎とトラマツは、その上、診察料を無料にしたから、医院はまた大繁昌。しかし、人気はギョロ松に集るばかりで親分たちの方といえば、財布の中身が減...
『キイハンター』 (KEYHUNTER ) は、日本のテレビドラマ。
国際犯罪者の天国スパイの甘い猟場ともいわれる大都会東京に架空の国際警察特別室を設定して、室長の村岡だけが知っている6人の冒険者キイハンターが平和をおびやかす組織陰謀悪と戦う活躍を描き、どんでん返しを含むストーリーや絶妙のチームワークと、千葉真一のアクションスタントで大ヒットした東映アクションドラマの代表作である。制作はTBS東映。
1968年4月6日から1973年4月7日の毎週土曜日21:00 - 21:56に放送され、全262話で最盛期には視聴率30%を越えていた。
レギュラー出演者
キイハンター
黒木鉄也 - 丹波哲郎
元国際警察外事局諜報部員。国際警察特別室特殊スタッフという肩書きは村岡以外の国際警察員は誰も知らない[11]。村岡の元同僚だったが、人間味のない組織...
左文字進(水谷豊)は、弁護士から転身して探偵になった変わり種。ある日、左文字をなにかと頼りにしている本庁一課の矢部警部(益岡徹)が事務所を訪れる。矢部は腕利き弁護士上野知也(神田正輝)からの依頼を持ってきたのだ。大学時代の友人で殺人事件の担当容疑者橋爪洋介(中西良太)に代わり、息子裕太(春山幹介)を置いて失踪した妻奈緒美(芦川よしみ)を捜して欲しいという。橋爪は悪徳ライター柳沼孝史(上杉祥三)を殺害し自首、一人残ってしまった裕太の身を案じていた。すぐに奈緒美は見つかり、裕太は無事引き取られていくが、左文字は裕太の言葉から橋爪の犯行に疑問を抱き始める。
必殺剣の円月殺法で知られる眠狂四郎(田村正和)は、浮世絵師の玄斎(本田博太郎)から、自分の女房おりん(黒木瞳)を斬って円月殺法を見せてくれと頼まれた。おりんも昔から恋い焦がれている狂四郎に斬られて死にたいと願っていたのだが、狂四郎はそんな心情を理解できずにその場を去る。「ぼくはテレビドラマを観ないが、田村正和は例外だ。知り合いの中年女性がマサカズサマと呼んでいるせいもあって、昨年末の『眠狂四郎』は録画して観た。相手役の黒木瞳がなぜかいまいち色っぽくないのだが、田村正和には満足した。なんというか、狂四郎のフェロモンが噴き出て、鶴田浩二、市川雷蔵よりも、気障であり、恰好いい。こういうスターを生かせない日本映画界は莫迦である。
昭和十六年十一月五日。ワシントンでは日米交渉が決裂必至の情況にあった。その頃、中野学校の椎名次郎は香港へ向っていた。極東米英軍から機密情報を盗み取る命を受けていたのだ。現地で柏木中佐と磯村大尉の協力を得た椎...
1981年4月25日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:02-22:51)にて放映。視聴率14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
自殺したOLとの不倫の噂から逃げ出した男が、旅先で偶然昔の恋人と会う。殺人が絡んだ愛憎。