波涛汹涌的寂静夜晚。北川功被任命为巴西航线的客轮“门罗号”的二等航海士,得知这是一艘破船后他自暴自弃,在酒馆里胡闹。等待着暴躁军官到来的粗暴水手海坊津、废柴和赖斯,都为自己得偿所愿而欣喜若狂。酒店的女儿,酒店的千金兼男子汉广子也很高兴。但是北川喝醉了,被送到了海员酒店,船员手册被偷了。偷盗者是与北川同期毕业于商船大学的被寄予厚望的大森。突然进入黑社会,成为波斯饭冈经营的卡巴雷蒙帕纳斯的经理的大森,决心为了恋人冴子变得坚强,偷了六百万日元的钱作为北川的替身逃往巴西。
大森为了伪造船员手册,把它拿到了陈那里,陈是饭冈的情报贩子。饭冈联系了企图获得一手提货权的大成海运的宫本。对于宫本的老板大田黑来说,只有广岛海运的门罗号是个障碍。他想阻止大森登船,让门罗号失去信用。第二天早上,变身成北川的大森出现在甲板上,过了一会儿,北川坐着弘子的汽车来了,给了大森一记犀...
出所後、町に残してきた恋人を忘れられない男が再び暴力団の抗争に巻き込まれて行く…。赤木圭一郎主演による“拳銃無頼帖”シリーズ第2弾。共演は二谷英明、浅丘ルリ子ほか。
明治三十年代の大陸を相手に景気が出始めたころ、北九州の港湾には人間のあらゆる欲望がぎらぎらと沸き立っていた。そうした門司港へやって来た二十六歳の玉井金五郎。がっちりした体躯、精悍な眼差しは野望に燃えていた。早速とび込んだ博打場で、彼はたちまち着ている物まで剥ぎ取られる破目になったが、壷振りの女が「いつかあたしに彫らせてね」と囁いた。その時女の袖口から、牡丹に蝶の刺青が真白な腕にくっきりと浮き上っているのが見えた。浜尾組の仲仕となって働くようになった金五郎は次第に頭角を現わしていった。そのころ北九州一帯を襲った上海コレラにもびくともしない彼を、女仲士のマンはいつか想うようになっていた。人一倍勝気なマンが、いま旭日昇天の勢力を持つ吉田磯吉親分の客の望みをはねつけたことから、吉田の子分達に襲われた。すぐさま抗議に乗り込んだ金五郎は、素直に謝まる吉田の豪放な...
銀座で救いを求められた女にアパートへ誘われたキャメラマン槙健策は、そこで五十男の屍体にぶつかった。逃げようとした時、すでに女は部屋の鍵をかけて立去っていた。警察に連行された槙は昨夜の女とそっくりの女に会った。殺された男石垣の秘書高垣静といった。槙は記者の須川と共に事件の究明を始めた。彼は静に接近し、あの夜の女の脇の下にあった痣の有無を調べようとした。それには失敗したが、二人は互いにひかれ合った。ある日、謎の女から救いを求める電話がきた。約束の場所へ着いた槙は拳銃を持った男達に取り囲まれたが、パトロールカーの到着に危く難を逃れた。須川はその時静の部屋のシャワーの音をたしかめた。謎の女は静ではないのか?槙が死体の側で拾った真珠のイアリングは天道立命教の会員章だった。この秘密麻薬結社は秘密を知った槙を車で誘拐し、監禁した。そして彼の体と引きかえに、彼に恋す...
『必殺スペシャル春一番 仕事人、京都へ行く 闇討人の謎の首領!』(ひっさつスペシャルはるいちばん しごとにん、きょうとへいく やみうちにんのなぞのしゅりょう!)は、1989年3月30日の木曜日20:00 - 21:48に、ABCと松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)が共同製作テレビ朝日系列で放送された時代劇。主演は藤田まこと。
必殺シリーズの長時間スペシャル第13弾である。
本作は京都を舞台とし、主水ら仕事人達が謎の多い闇討人なる闇稼業の者達と戦うというストーリーである。中村主水や鍛冶屋の政といったいつものメンバー以外にも、京都の仕事人として『新 必殺からくり人』ほか多数出演歴のある近藤正臣扮する元結の新吉などが登場する。
話そのものは京都御所の改修工事にまつわる不正と闇討人の暗躍、そして主水ら仕事人たちがその正体を暴くという筋立てであるが、...
場末の盛り場、ガード下に診療所を開いている杉浦健吉は、足を洗うことを条件にチンピラの傷の手当をしてやるような男であった。ある日、チンピラスリの三太が、ニューフェースの試験を受けるため戸籍を貸してくれとやって来た。苦笑しながらもこの申出を承知、区役所へ戸籍を取りに行った健吉は、自分の戸籍が抹殺されているのを知った。しかも届人は彼が長い間捜していた弟の忠夫となっていた……。その足で死亡診断書を書いた医者を訪れた健吉は死体処理の立会人として背の高いガッチリした男、にやけたやくざ風の男、背が低くて神経質の男、それに気違い女がいたことを知らされた。それともう一人、黒い男が……。また忠夫が銀座でキャバレーを開いていることも。「誰か一人、人が殺されている」健吉はこう叫ぶと、自分の墓のある伊豆へ出かけていった。彼はそこで、自分の墓に花をささげる美しい女を見た。ま...
立花組の兄貴分月田圭介は縄張りの拡大には非情の男だった。今日も圭介は、貸金の期限が切れたことをよいことに、マダム貴子のバーパレスを乗取るため冷酷ぶりを発揮していた。更に彼は赤貧洗うが如き早瀬一家から三万円の金を取立てるため鬼のような振舞をした。が、受取った三万円が、早瀬の娘勝美が夜の女となって稼いだものと知ったとき、“情無用”の彼も暗然たるものがあった。翌日、勝美の父母は金を苦に自殺した。この事件と、勝美の転落の責任を圭介は自覚しないわけには行かなくなった。彼は勝美と会い、そして魅かれていった。その頃、立花組のボスの室に鳳組の八木が立花組は秘かに拳銃を入手している、と脅迫しに来ていた。ボスが聞きただすと、秘密をバラしたのは、貴子と関係する組の小山であることが分った。小山は圭介の弟分。圭介は小山と貴子を地下室に連れ込み仲間の黒沼とリンチを加え、その...